【知らずに使っている仏教用語・うろうろ】
実は日常の中で多く使われる仏教から由来した言葉たち。
「この言葉も?!」というものも多くありますので少しずつご紹介できればと思っております。
本日の言葉は【うろうろ】
初めて友達の家に行こうとすると住宅街の細い道で迷ってしまいあっちへ行ったりこっちへ行ったり、道をうろうろするというのは沖縄あるあるでしょうか。
「うろうろ」は仏教用語の「有漏(うろ)」に由来しています。これは心の中から汚れ(煩悩)が流れ出ていることを表し、心が煩悩に影響されて迷い(苦しみ)の中にある状態をいいます。反対に流れ出る煩悩がないことを『無漏(むろ)』といいます。
あっちへ行こうか、こっちへいこうかと彷徨う様子を煩悩に翻弄される様子と重ね、「うろうろ」というようになったのでしょうね。
我々が煩悩を完全になくすことは難しいですが、阿弥陀如来の大慈悲は煩悩を持ったままの我々を一人も残さず救うといわれており、これを親鸞聖人は不断煩悩得涅槃(煩悩を断ぜずして涅槃を得る)とあらわされています。