【阿頼耶】
【知らずに使っている仏教用語-数の単位編-・阿頼耶】
実は日常の中で多く使われる仏教から由来した言葉たち。
一、十、百、千、万、・・・・・・無量大数!!って子供のころやりませんでしたか?
数字の単位には仏教にまつわる用語が多く使われています。
本日の数字の単位は【阿頼耶(あらや)】
数の単位で、一般的には10のマイナス22乗を表す単位といわれています。
これは仏教用語の「阿頼耶識(あらやしき)」という言葉からきています。
「阿頼耶」の語源はインド古代語のサンスクリット語で、「アーラヤ(蔵)」です。
豆知識ですが、ヒマラヤ山脈の「ヒマラヤ」は「ヒマ(雪)」+「アラヤ(蔵)」の合成語で「雪の蔵」という意味となります。
仏教では人間には「八識(はっしき)」と呼ばれる8つの意識作用があると言われています。
そのうちの6つ「眼識・耳識・鼻識・舌識・身識(五感によって得られた認識)+意識(前の五識を統合して判断する識)」は前六識とよばれ、私たちが知ることができる心のはたらきをあらわしています。
残りの2つは無意識の領域に属するもので、自分の存在に強く固執する意識である第七識を「末那識(まなしき)」、自分が誕生する以前も含めたありのままの世界のすがたを蓄積(薫習(くんじゅう))し、あらゆる存在を生み出す根源である第八識を「阿頼耶識」と呼びます。
この「阿頼耶識」は、過去から現在・未来に至るまですべてが網の目のようにつながって、自分が存在しているということをあらわしており、お釈迦様の説かれた縁起の法則から導き出されているともいえます。
フロイトやユングが発展させた西洋の無意識についての心理学と同じような心の深層のはたらきを、千年以上昔から、仏教は発見をしていたのですね。
