琉球ことのは ~意地を引く、手を引く~
【琉球ことのは ~意地を引く、手を引く~】
琉球ことのは=「琉球の言葉」
言葉は、とても大切です。
使い方を間違えては、コミュニケーションをあらぬ方向へと導きます。
ことわざは、昔から人々の生活と結びつき、教示や戒めとしての役割がありました。
沖縄のことわざには、日本や中国から伝わったというものもありますが、沖縄の伝説や
歴史、庶民の生活の中から生まれ、伝承されてきました。
新企画、「琉球の言葉」にまつわる情報を皆様に伝えていきたいと思います。
第一回目は、~意地を引く、手を引く~です。
原文
意地ぬ 出じらあ 手引き
(イジン イジラア ティヒキ)
手ぬ 出じらあ 意地引き
(ティヌ イジラア イジヒキ)
和訳
「意地(気持ち)が出たら、手を引きなさい。
手が出そうになったら、意地(気持ち)を引きなさい」
腹が立っても手を出すな、手が出そうになったら怒りをしずめなさい
暴力をふるうことなく冷静に行動しなさい。
これは、「糸満の白銀伝説」と言われる昔からの言い伝えです。
諸説ありますが、薩摩武士と糸満海人による「勘違い」から起こる取り返しのつかないこ
とを戒めるエピソードが言い伝えらえています。
糸満の地域の方にはとても有名な言葉ですが、太平洋戦争の最終的な終戦地となった糸満
では、戦争が取り返しのつかないことは自明です。今一度、心に刻む言葉としても大事に
されています。
私もとても好きな言葉ですが、戦争や紛争が絶えない世界
正義の在り方は様々ですが、指導者には、ぜひ知ってもらいたい言葉ですね。
今日も豊かな一日を♪
