琉球散歩vol.51 玉陵
【琉球散歩・玉陵】
首里城から歩いて5分ほどの場所に国宝にも指定されている「玉陵」という場所があるのはご存知でしょうか。
県内に住われている方でも意外と行ったことがないスポットかもしれません。
以前の琉球散歩で玉陵にある「東の御番所」を紹介させていただきましたが、あらためて「玉陵」もご紹介できればと思います。

玉陵は琉球王国の王族が眠るお墓。
琉球王国の黄金期と呼ばれる時代をつくりあげた尚真王が父である尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、その後第二尚氏王統の陵墓となりました。




玉陵はまず石積みの門があり、そこを抜けるとひらけた広い庭があります。
ここは祭祀のために広くスペースを作ってあり、そこに唯一あるのが「玉陵碑」とよばれる尚真王をはじめ8人の名前が記された碑。
この碑に記された人物のみここに葬っていいと規定されており、尚真王の長男と次男の名前が
記されていないため王室内での対立があったことが読み取れるそうです。

そして中門を抜けると、美しく迫力のある墓室が現れます。
玉陵の墓室は三つに分かれていて、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋、東室は洗骨後の王と王妃。
西室は玉陵碑に記された王子や王女、王族が葬られたそうです。
また、玉陵は沖縄戦で大きな被害を受け、1972年に撮影された修繕前の写真を拝見すると墓室の壁には弾痕が確認できます。


玉陵は王族のお墓でありながら沖縄の歴史、文化を学び
平和について改めて考える機会を与えてくれる場所でした。
是非首里にお越しの際は立ち寄ってみてください。
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玉陵
住所:那覇市首里金城町1-3
電話番号:098-885-2861 (玉陵管理事務所)
営業時間:9~18時(入場は~17時30分)
定休日:無休
料金:大人300円、小人150円
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