琉球ことのは ~人に見下されても、人を見下してはいけない〜
【人に見下されても、人を見下してはいけない】
沖縄の言葉には、「黄金言葉」とかいて
「クガニコトバ」と読む大切なことわざが残っています。
今に伝えたい、大事な言霊をぜひ皆様にも
味わっていただきたいと思います。
今日の黄金言葉は、
人んかいや うしぇーらってぃん、
(チュンカイヤ ウシェーラッティン)
人ー うしぇーてー ならん
(チュー ウシェーテー ナラン)
和訳
人に見下されても、人を見下してはいけない
他人に見下されたような物言いをされ悔しくなっても、同じように言い返すことで自分が相手を傷つけることはやめましょうというのが今回の黄金言葉です。
とはいえ人にバカにされるような言葉をぶつけられた時に、「怒」の感情が湧き出るのは当然のこと。その感情とどう向き合ったらいいのでしょうか。
聖徳太子が制定した『十七条憲法』にこのような言葉があります。
「我必ず聖に非ず。彼必ず愚かに非ず。共に是れ凡夫ならくのみ。」
この言葉は「私は聖人ではない。彼が愚かなわけでもない。人は皆凡夫なのである。」という意味です。
そもそも人を傷つける言葉が出てしまうのは、自分の心を突き詰めてみると
「自分を蔑ろにされた」「頑張りを認めてもらえない」「自分の意見が正しい」など自身への執着心(こだわり)が怒りの感情につながっていることに気づきます。
そのこだわりは人それぞれ違いますが、その心を持っているということはみんな一緒。これを自覚しておくと、相手から怒りをぶつけられても
「彼には彼のこだわりがあってそれが私とは違ったんだ」と相手を尊重し、少し冷静になれるのではないでしょうか。
それでは今日も豊かな1日をお過ごしください。
